御願塚村(読み)ごがづかむら

日本歴史地名大系 「御願塚村」の解説

御願塚村
ごがづかむら

[現在地名]伊丹市御願塚一―八丁目・御願塚・鈴原町すずはらちよう一―五丁目・同九丁目・うめ二丁目・同四丁目・同六丁目・平松ひらまつ七丁目・南町みなみちよう一―四丁目・稲野町いなのちよう一―七丁目・若菱町わかびしちよう一―六丁目・南野みなみの南鈴原みなみすずはら一丁目・同四丁目・南野一丁目

南野村の東に位置する。周辺にはかつてみち塚・かかり塚・ぬくめ塚・やぶれ塚などがあり、五ヵ塚とよんだのが地名の由来という。「摂陽群談」は行基の四九院建立の御願成就を願って塚を築いたとする説を載せる。「細川両家記」に天文一八年(一五四九)細川氏が伊丹城を攻撃するために「御影塚」に城を築いたとあり、当地域をさすとされる。文禄三年(一五九四)九月の御願塚村検地帳(伊丹市立博物館蔵山田家文書)によると検地奉行は秋野某、石高は八〇四石余(実集計は八〇五石余)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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