普及版 字通 「徨」の読み・字形・画数・意味


12画

(異体字)
11画

[字音] コウ(クヮウ)
[字訓] さまよう

[字形] 形声
声符は皇(こう)。〔説文〕にみえず、〔玉〕に「彷徨なり」とあり、多くその連語として用いる。惶・遑などと声義の関係がある。

[訓義]
1. さまよう。
2. ゆく、ゆききする。

[古辞書の訓]
名義抄徨 ユク・ヨロホフ/彷徨 タタズム 〔立〕 タチヤスラフ・トホル・タチマチ・タチモトホル 〔字鏡集〕徨 イトム・タチモトル・フム・イトマ・スム

[語系]
徨()・遑huangは同声。彷徨bang-huang、徘徊bui-hui、盤桓buan-huanと同系の語。語感や用義の上に、いくらか緩急の差がある。

[下接語]
彷徨

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android