復つ(読み)オツ

デジタル大辞泉 「復つ」の意味・読み・例文・類語

お・つ〔をつ〕【復つ/変若つ】

[動タ上二]もとに戻る。若返る。
「雲に飛ぶ薬食むよは(=ヨリハ)都見ばいやしきが身また―・ちぬべし」〈・八四八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「復つ」の意味・読み・例文・類語

お・つをつ【復・変若】

  1. 〘 自動詞 タ行上二段活用 〙 もとへもどる。若返る。
    1. [初出の実例]「わが盛りいたく降(くた)ちぬ雲に飛ぶ薬はむともまた遠知(ヲチ)めやも」(出典万葉集(8C後)五・八四七)

復つの補助注記

おとこ」「おとめ」の「おと」と同じ語根の語かと考えられている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android