コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

薬食 くすりぐい

世界大百科事典内の薬食の言及

【肉食】より

… だが,たび重なる禁令の発布は,まず貴族階級や都市民の間に獣肉食一般を罪悪視する感覚を醸成し,やがて日本人の多くが肉食を穢(けがれ)として,その忌避に傾いていったようである。そして,元来は薬草採取などを意味した薬猟(くすりがり)の語が野獣の捕獲の意にも拡大され,獣肉の食用を薬食(くすりぐい)とも呼んで,それに免罪符的な役割をもたせるようにもなった。《今昔物語集》などにはしばしば獣肉を煮炊きするにおいを〈くさい〉と表現しており,それは肉食忌避から進んで肉食嫌悪が拡大したことの証左と思われるが,そうした中でも《文徳実録》に見える藤原長良(ふじわらのながら)などのような肉食愛好者も,当然ながらたえず存在していた。…

【ももんじ屋】より

…牛馬などの家畜は食用にすべきではないとする観念は強かったが,それらも当然売られていたと思われる。薬食(くすりぐい),つまり保健,治病をうたって,店主はその薬効を説いたものらしく,〈けだもの屋藪医者程は口をきき〉(《柳多留》第3編)という川柳がある。また,蕪村に〈くすり喰人に語るな鹿ヶ谷〉の句があるので,京都にも同種の店があったようである。…

※「薬食」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

薬食の関連キーワード漢方の食事で元気になるももんじ屋朝鮮料理医食同源ぬべし食品よは薬膳薬石麦飯復つ

今日のキーワード

分水嶺

1 分水界になっている山稜(さんりょう)。分水山脈。2 《1が、雨水が異なる水系に分かれる場所であることから》物事の方向性が決まる分かれ目のたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

薬食の関連情報