復本(読み)ふくほん

精選版 日本国語大辞典 「復本」の意味・読み・例文・類語

ふく‐ほん【復本】

  1. 〘 名詞 〙
  2. もと状態をとりもどすこと。回復すること。
    1. [初出の実例]「当庄多年寺家御不知行之処、復本之条目出候」(出典:東寺百合文書‐る・至徳元年(1384)四月三日・兼行方両公文殿御中)
  3. 病気のなおること。病気から回復すること。本復。
    1. [初出の実例]「俄御病悩。驚騒之処。令復本御云々」(出典吾妻鏡‐建久四年(1193)四月一三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android