徳万新村(読み)とくまんしんむら

日本歴史地名大系 「徳万新村」の解説

徳万新村
とくまんしんむら

[現在地名]砺波市徳万新

徳万村の東にある。東は頼成新らんじようしん村。ほぼ中央を流れる芹谷野せりだにの用水沿いに巡検使道が通り、段丘崖下の徳万村の五社神社脇から来た道との交差点は東方芹谷千光せんこう寺への分岐点であった。寛文三年(一六六三)の芹谷野用水開通の翌年に村立てされた(出来新村・退転村記申帳)。同四年の新開高は六一石余・免三ツ二歩。その後同八年の新開高一〇石余などが加わり、一方、享保一二年(一七二七)には一斗余が射水いみず郡新田用水(六箇用水)江筋引高となる。ほかに貞享四年(一六八七)の畑直高二八石余(免二ツ二歩)があった(三箇国高物成帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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