徳山ダム(読み)とくやまダム

百科事典マイペディア 「徳山ダム」の意味・わかりやすい解説

徳山ダム【とくやまダム】

岐阜県揖斐川町揖斐川上流に建設された多目的ロックフィルダム。1971年事業着手,2008年完成。堤高161m,堤長427m。ダム湖の〈徳山湖〉の総貯水量は6億6000万m3で,それまで日本一だった奥只見ダムをしのぎ日本最大の容量を誇る。ダム湖の底に水没する徳山村は,建設工事に伴って周辺自治体への家屋移転が進み無人となり,1987年に当時の藤橋村(現,揖斐川町)に編入されて消滅している。
→関連項目揖斐川[町]豊田利幸

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の徳山ダムの言及

【揖斐川】より

…扇状地帯では粕川,藪川,三角州地帯で牧田川,津屋川,大江川などの支流を合流し,千本松原から長良川と背割堤を隔てて流れた後に合流する。上流山地は発電に利用されて横山ダム(1964完成)などのダム湖となり,徳山ダム(湛水面積は日本一の13km2)の建設(2002年竣工予定)が進められている。中流の揖斐峡付近は国定公園に指定されている。…

【徳山】より

…農業は自給的で,林業が盛ん。現在,揖斐川に徳山ダム(2002年竣工予定)が建設されている。【上田 雅子】。…

※「徳山ダム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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