心に及ぶ(読み)こころにおよぶ

精選版 日本国語大辞典 「心に及ぶ」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 に 及(およ)

(下に打消の語を伴うことが多い) 想像が及ぶ。予想や想像のつく範囲内にある。思い及ぶ。
源氏(1001‐14頃)帚木「何か世の有様を見給へ集むるままに、心にをよばず、いとゆかしき事もなしや」
※ぎやどぺかどる(1599)上「でうすは頼みを懸奉る人の為に調へ置給ふほどの事は、目にも見る事叶はず、耳にも聞事能はず、心にも及ばずと宣ふ也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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