心に添う(読み)こころにそう

精選版 日本国語大辞典 「心に添う」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 に 添(そ)

  1. 心につきまとう。離れず念頭にある。
    1. [初出の実例]「つれもなき人はうき身のよそながら心にそふは思ひなりけり〈藤原為嗣〉」(出典:続後拾遺和歌集(1326)恋二・七八六)
  2. 意のままになる。期待通りになる。
    1. [初出の実例]「津の国の 生田の森の いく度か 海士のたく縄 くりかへし 心にそはぬ 身を恨むらん」(出典:大野広域本散木奇歌集(1128頃)雑下)
    2. 「今更に死なば死なめと思へども心に副はぬ命なりけり」(出典:良寛歌(1835頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android