心の滝(読み)こころのたき

精選版 日本国語大辞典 「心の滝」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 滝(たき)

  1. 胸中にせきとめた思いがわきかえるさまを滝にたとえていう。
    1. [初出の実例]「おもひせく心のたきのあらはれておつとも袖の色に見えぬる〈藤原雅経〉」(出典:千五百番歌合(1202‐03頃)一一六六番)

心の滝の補助注記

古今集‐雑上」の「思ひせく心のうちの滝なれやおつとはみれど音のきこえぬ」から生じた語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

《料理されるためにまないたにのせられた魚の意から》相手のなすに任せるより方法のない運命のたとえ。まないたの鯉こい。[類語]俎板まないたの鯉こい・薬缶やかんで茹ゆでた蛸たこのよう・手も足も出ない...

俎上の魚の用語解説を読む