心の滝(読み)こころのたき

精選版 日本国語大辞典 「心の滝」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 の 滝(たき)

胸中にせきとめた思いがわきかえるさまを滝にたとえていう。
千五百番歌合(1202‐03頃)一一六六番「おもひせく心のたきのあらはれておつとも袖の色に見えぬる〈藤原雅経〉」
[補注]「古今集‐雑上」の「思ひせく心のうちの滝なれやおつとはみれど音のきこえぬ」から生じた語。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android