精選版 日本国語大辞典 「千五百番歌合」の意味・読み・例文・類語
せんごひゃくばんうたあわせ センゴヒャクバンうたあはせ【千五百番歌合】
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歌合中最大のもの。1202年(建仁2)末から翌年初めにかけて完成。新古今時代の代表的歌人30人から、1201年に後鳥羽(ごとば)院の命により百首(春20、夏15、秋20、冬15、祝5、恋15、雑10首)を召し、左右一組とする歌合形式に番(つが)えたもの。判者は、忠良(ただよし)(春1、2)、俊成(しゅんぜい)(春3、4)、通親(みちちか)(夏1、2。途中で没す)、良経(よしつね)(夏3、秋1)、後鳥羽院(秋2、3)、定家(ていか)(秋4、冬1)、季経(すえつね)(冬2、3)、師光(もろみつ)(祝1、恋1)、顕昭(けんしょう)(恋2、3)、慈円(じえん)(雑1、2)の10人。後鳥羽院を中心とした歌壇の中核メンバーで構成されているため、『新古今和歌集』入集歌第一位(90首)を占め、斬新(ざんしん)で象徴的な幻想世界の新古今調を支えるものとして注目される。判詞も多彩多様(後鳥羽院と慈円は判歌、良経は判詩)であり、各判者の個性的な判詞は新古今撰集(せんしゅう)当時の歌評意識を知る貴重な資料である。
[有吉 保]
『『日本古典文学大系74 歌合集』(1965・岩波書店)』▽『有吉保著『千五百番歌合の校本とその研究』(1968・風間書房)』
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