精選版 日本国語大辞典 「心の隈」の意味・読み・例文・類語
こころ【心】 の 隈(くま)
- 人に知られない心の奥底。心のすみずみ。また、人知れず抱いている考え。
- [初出の実例]「秋の夜の月の光は清けれどひとのこころのくまは照らさず」(出典:是貞親王歌合(893))
- 「さばかり心のくま多かりげなるに、幼き人をまだしきに見せつらんよ」(出典:狭衣物語(1069‐77頃か)三)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...