奥底(読み)おくそこ

精選版 日本国語大辞典 「奥底」の意味・読み・例文・類語

おく‐そこ【奥底】

〘名〙
① 奥深いところ。隠れた処。
四河入海(17C前)三「此人は山をようをくそこまで見る程に、よう山を知て荊棘をかりのけて堂を立て」
② 心の深いところ。心の秘密や隔り。底意。〔文明本節用集(室町中)〕
人情本・春情花の朧夜(1860頃か)三「此のやうに夫婦となって見れば、奥底に隔てが有ては面白くない」

おう‐てい アウ‥【奥底】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「奥底」の意味・読み・例文・類語

おく‐そこ【奥底】

奥深い所。いちばん奥の所。「奥底の知れない哲理
深く秘めた本心。心底。「奥底を打ち明ける」
[類語]内部

おう‐てい〔アウ‐〕【奥底】

奥深い所。
心中の秘密。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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