心安む(読み)こころやすむ

精選版 日本国語大辞典 「心安む」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 安(やす)

  1. [ 一 ] ( 「安む」が自動詞四段活用の場合 ) 心が安まる。気持が慰められる。
    1. [初出の実例]「朕、比(このころ)懐抱(ものおも)ひつつ有るに、鹿の声を聞きて慰(ココロヤスム)之」(出典日本書紀(720)仁徳三八年七月(前田本訓))
  2. [ 二 ] ( 「安む」が他動詞下二段活用の場合 ) 心を安める。気持を落ち着かせる。
    1. [初出の実例]「常かくし恋ふれば苦し暫(しまし)くも心安目(こころやすめ)む事はかりせよ」(出典:万葉集(8C後)一二・二九〇八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android