心曇る(読み)こころくもる

精選版 日本国語大辞典 「心曇る」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 曇(くも)

① よこしまな気持が生じる。心にうしろ暗いことがある。
玉葉(1312)神祇・二七八三「しばしばもいかが忘れん君を守る心くもらず三熊野の月〈熊野かんなぎ〉」
② 心に晴れ晴れしないことがある。暗い気持になる。
※泊洦舎集(1829)雑下「まちまちしこよひの月のさやけさを心くもりて見るがくるしさ」

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