心残(読み)こころのこり

精選版 日本国語大辞典 「心残」の意味・読み・例文・類語

こころ‐のこり【心残】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) あとに思いの残ること。思い切れぬこと。また、そのさま。気がかり。未練
    1. [初出の実例]「今宵、くるわを出ると思へば、嬉しい半分、名残も半分、心残は此(この)しんぞうのから琴殿」(出典浄瑠璃・傾城島原蛙合戦(1719)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android