心泣(読み)うらなけ

精選版 日本国語大辞典 「心泣」の意味・読み・例文・類語

うら‐なけ【心泣】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「うらなく(心泣)」の連用形名詞化 ) 表に現わさないで泣くこと。忍び泣くこと。おのずと心に泣けること。下泣(したな)き。
    1. [初出の実例]「あをによし 奈良の吾家(わぎへ)に ぬえ鳥の 宇良奈気(ウラナケ)しつつ」(出典万葉集(8C後)一七・三九七八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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