心絶ゆ(読み)こころたゆ

精選版 日本国語大辞典 「心絶ゆ」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 絶(た)

  1. もだえ苦しむ。悶絶(もんぜつ)する。
    1. [初出の実例]「或いは刀の山に串(くす)ぬかれて、悶(ココロタエ)迷ふ」(出典:東大寺諷誦文平安初期点(830頃))
  2. 思う気持がなくなる。あきらめる。断念する。
    1. [初出の実例]「此中将は、猶思そめし心たえず、憂くもつらくも思ひつつ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)竹河)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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