心許無し(読み)ウラモトナシ

デジタル大辞泉 「心許無し」の意味・読み・例文・類語

うら‐もとな・し【許無し】

[形ク]気がかりで待ち遠しい。また、なんとなく不安で気がかりである。こころもとない。
いはほろの沿ひの若松限りとや君が来まさぬ―・くも」〈・三四九五〉

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精選版 日本国語大辞典 「心許無し」の意味・読み・例文・類語

うら‐もとな・し【心許無】

  1. 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「うら」は「こころ」の意 ) 待ち遠しい。一説、なんとなくうっとうしい。また、気掛かりだ。心もとなし。
    1. [初出の実例]「いはほろのそひの若松かぎりとや君が来まさぬ宇良毛等奈久(ウラモトナク)も」(出典万葉集(8C後)一四・三四九五)

心許無しの派生語

うらもとな‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

心許無しの派生語

うらもとな‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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