心隈(読み)ココログマ

デジタル大辞泉 「心隈」の意味・読み・例文・類語

こころ‐ぐま【心×隈】

心にわだかまりがあること。
保子は信吾の―に気づかなくて」〈康成・山の音〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心隈」の意味・読み・例文・類語

こころ‐ぐま【心隈】

〘名〙 心中にわだかまりがあること。うちとけず、隔てを感じること。
風葉(1271)釈教「心くまわれは隔てて思はぬに何ゆゑ人の恨みがほなる〈すすめ物語〉」

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