心際(読み)こころぎわ

精選版 日本国語大辞典 「心際」の意味・読み・例文・類語

こころ‐ぎわ‥ぎは【心際】

  1. 〘 名詞 〙 事にのぞんだときの心のもち方。心の程。
    1. [初出の実例]「故宮亡せ給ひぬると見しほどの心ぎは、物やは覚えし」(出典:浜松中納言物語(11C中)四)
    2. 「あやしく見苦しき事なども書きたる文の、思ひがけぬ反古の中より出でたるにも、見ぬ世の人の心ぎはは見ゆるものぞかし」(出典:十訓抄(1252)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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