忍の衣(読み)しのぶのころも

精選版 日本国語大辞典 「忍の衣」の意味・読み・例文・類語

しのぶ【忍】 の 衣(ころも)

  1. しのぶずりの衣。忍草(しのぶぐさ)をすりつけた衣。恋心をつつみかくす、人を恋いしたうなどの意を「しのぶ」に掛け、「乱る」の縁語として用いる歌語。しのぶのすりごろも。
    1. [初出の実例]「しられじな忍ふの衣ゆきずりのひとめばかりに乱れわぶ共〈藤原家隆〉」(出典:建保五年九月右大臣家歌合(1217))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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