忍冬酒(読み)にんどうしゅ

精選版 日本国語大辞典 「忍冬酒」の意味・読み・例文・類語

にんどう‐しゅ【忍冬酒】

〘名〙 スイカズラの花の乾燥させたものを用いて作った薬用酒ノイバラなどを用いた代用品もある。〔俳諧・毛吹草(1638)〕

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デジタル大辞泉 「忍冬酒」の意味・読み・例文・類語

にんどう‐しゅ【忍冬酒】

スイカズラの葉や茎を用いてつくる薬酒

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世界大百科事典(旧版)内の忍冬酒の言及

【リキュール】より

…正月のとそや重陽の菊酒などは平安期から行われ,江戸時代には白酒やみりんのほか,清酒や焼酎に果実,薬草その他を浸漬(しんし)して多くの種類がつくられた。《本朝食鑑》(1695)には忍冬(にんどう)酒以下16種が挙げられており,その中にはマムシ酒も見られる。 リキュールの製法は大別して浸漬法,蒸留法,エッセンス法の3種になる。…

※「忍冬酒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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