志々目献吉(読み)ししめ けんきち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「志々目献吉」の解説

志々目献吉 ししめ-けんきち

?-? 幕末武士
薩摩(さつま)鹿児島藩士。文久2年(1862)田中新兵衛,鵜木(うのき)孫兵衛らとともに尊攘(そんじょう)派を弾圧した九条家の家士島田左近を暗殺,その首を京都四条河原にさらした。これ以降,天誅(てんちゅう)と称する暗殺が続発した。

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朝日日本歴史人物事典 「志々目献吉」の解説

志々目献吉

生年生没年不詳
幕末の薩摩(鹿児島)藩士。刺客。文久2(1862)年7月20日,田中新兵衛,鵜木孫兵衛らと共に九条家家士島田左近を殺害し,その首を京四条河原にさらした。京における,天誅という名の尊攘派による暗殺事件の初めである。

(井上勲)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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