日本歴史地名大系 「志摩国之図」の解説
志摩国之図
しまのくにのず
六七・五×九四・五センチ
成立 天保三年写
写本 神宮
解説 川沿いは薄い朱で彩色。範囲は伊勢・志摩国界以東、三河国タツホ岬まで。海路・陸路を描き里数を記す。各村の家数と寺名を注記。神社・寺・古城跡もみえる。大坂までの里数と鵜方より各村までの海路里数を別記。
ほかに神宮文庫蔵の古地図として、安濃津古図(文政九写)・伊賀国之図(文政八写)・伊勢国全図(明暦六写)・伊勢宇治山田之図(天明五)・宇治二郷図(天保五写)・寛永二十年内外宮領図乾坤(大正四写)・御神領宇治山田町在惣図(大正一一写)・細見伊勢国神都図(安永四)・田丸城下図(文久四写)・松坂領一円図(享和三写)・山田十二郷之全図(天保五写)・山田町分細見(嘉永三写)・両宮神領町々家々並道法帳(天保一四写)などがある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報