忘水(読み)わすれみず

精選版 日本国語大辞典 「忘水」の意味・読み・例文・類語

わすれ‐みず ‥みづ【忘水】

〘名〙
野中などを、絶え絶えに流れている水。人に知られないで流れている水。
※是則集(平安中)「霧ふかき秋のの風にわすれみつたえまがちなるころにもあるかな」
② 残り水。
※続春夏秋冬(1906‐07)〈河東碧梧桐選〉春「雀子や盥の底の忘れ水〈楽南〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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