思い驚く(読み)おもいおどろく

精選版 日本国語大辞典 「思い驚く」の意味・読み・例文・類語

おもい‐おどろ・くおもひ‥【思驚】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙
  2. あることに感じてびっくりする。
    1. [初出の実例]「おぼろげならずおぼさるることなめりと、世人も心にくくおもひおどろきけり」(出典:源氏物語(1001‐14頃)早蕨)
  3. あることを思ってはっと目がさめる。
    1. [初出の実例]「ねぶりたりつる夢に〈略〉と答ふるを、たふとしと思ひおどろきたるに」(出典:古本説話集(1130頃か)五二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android