世人（読み）セジン

デジタル大辞泉

せ‐じん【世人】

世の中の人。世間の人。「世人の注目を一身に集める」
[類語]一般・大衆・世間・世俗・万人ばんにん・公衆・民衆・民たみ・庶民・平民・常民・人民・市民・勤労者・生活者・一般人・市井しせいの人・俗衆・群衆・マス

よ‐ひと【世人】

世間の人。せじん。
「御もののけにやと―も聞こえ騒ぐを」〈源・紅葉賀〉

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

せ‐じん【世人】

1. 〘 名詞 〙 世の中の人。世間の人。
   1. [初出の実例]「龍有_二名駒_一鳳有_レ雛、行程自与_二世人_一殊」(出典：菅家文草（900頃）二・賀橘木)
   2. 「国恩を報ぜん事を思ふて心を尽せば、世人(セジン)称して山師といふ」(出典：滑稽本・風来六部集（1780）放屁論追加)

よ‐ひと【世人】

1. 〘 名詞 〙 世の中の人々。世間の人々。せじん。
   1. [初出の実例]「人は花物そ うつせみ与人(ヨひと)」(出典：万葉集（８Ｃ後）一三・三三三二)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【世人】せじん

世間の人。唐・張謂〔長安、主人の壁に題す〕詩　世人はりを結ぶに、金を須(もち)ふ　金多からざれば、はりも深からず

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出典　平凡社「普及版 字通」