思し召し忘る(読み)おぼしめしわする

精選版 日本国語大辞典 「思し召し忘る」の意味・読み・例文・類語

おぼしめし‐わす・る【思召忘】

  1. 〘 他動詞 ラ行下二段活用 〙 ( 「おもいわする(思忘)」の尊敬語 ) 記憶を失われる。また、すべきことをうっかりやらないでいらっしゃる。
    1. [初出の実例]「かかる折に、宮のすごさずの給はせし物を、げにおぼしめしわすれにけるかなと思ふほどにぞ」(出典:和泉式部日記(11C前))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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