思の闇(読み)おもいのやみ

精選版 日本国語大辞典 「思の闇」の意味・読み・例文・類語

おもい【思】 の 闇(やみ)

思いの心がつのり思慮分別を失うこと。おもに、子を思う心についていう。
※車屋本謡曲・元服曾我(室町中)「雲井の鶴は月影の、さやけき空と思へども、それも子をのみ思ひの闇に、声をかはして啼くとかや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android