思ひ渡る(読み)オモイワタル

デジタル大辞泉 「思ひ渡る」の意味・読み・例文・類語

おもい‐わた・る〔おもひ‐〕【思ひ渡る】

[動ラ四]いつも思い続ける。
「もろともに行かぬ三河八橋は恋しとのみや―・らむ」〈拾遺・離別〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思ひ渡る」の意味・読み・例文・類語

おもい‐わた・るおもひ‥【思渡】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 長くずっと思い続ける。絶えず思う。
    1. [初出の実例]「情(こころ)には思渡(おもひわたれ)ど縁(よし)を無(な)み外(よそ)のみにして嘆(なげき)そわがする」(出典万葉集(8C後)四・七一四)

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