デジタル大辞泉 「思ひ過ぐ」の意味・読み・例文・類語 おもい‐す・ぐ〔おもひ‐〕【思ひ過ぐ】 [動ガ上二]思う気持ちがなくなる。忘れる。「―・ぐべき君にあらなくに」〈万・四二二〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「思ひ過ぐ」の意味・読み・例文・類語 おもい‐す・ぐおもひ‥【思過】 〘 自動詞 ガ上二段活用 〙 ( 「すぐ」は、過ぎ去ってなくなるの意 ) 恋い慕う気持がなくなる。[初出の実例]「片貝川の 清き瀬に 朝よひごとに 立つ霧の 於毛比須疑(オモヒスギ)めや」(出典:万葉集(8C後)一七・四〇〇〇)「別れは人ごとのことなれども、思ひすぐればおのづから忘るる心のあるぞとよ」(出典:曾我物語(南北朝頃)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例