思萎(読み)おもいしなゆ

精選版 日本国語大辞典 「思萎」の意味・読み・例文・類語

おもい‐しな・ゆ おもひ‥【思萎】

〘自ヤ下二〙 =おもいしおる(思萎)
万葉(8C後)二・一三一「夏草の 念思奈要(おもひシナエ)て しのふらむ 妹が門見む なびけこの山」

おもい‐しお・る おもひしほる【思萎】

〘自ラ下二〙 悩み事などで元気がなくなる。がっかりする。気がめいる。おもいしなゆ。
源氏(1001‐14頃)帚木「せうそこなどもせで久しく侍りしに、むげにおもひしほれて心ぼそかりければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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