精選版 日本国語大辞典 「思離」の意味・読み・例文・類語
おぼし‐はな・る【思離】
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「世をおぼしはなれにけると、この御すみかになむ、いとど深くは思ひつる」
おもい‐はな・る おもひ‥【思離】
〘自ラ下二〙 物事から心が離れる。きらって遠ざかったり、あきらめたりする。
おもい‐か・る おもひ‥【思離】
〘自ラ下二〙 思いが離れる。心が離れる。
※後撰(951‐953頃)恋三・七八〇・詞書「男の心つらく思かれにけるを、女なほざりになどか音もせぬ、といひつかはしたりければ」
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