デジタル大辞泉
「怪しうはあらず」の意味・読み・例文・類語
怪しうはあら◦ず
1 容姿や気だてがそれほど悪くない。たいして劣っていない。
「―◦ず、かたち心ばせなど侍るなり」〈源・若紫〉
2 芸などがつたなくない。
「―◦ずなりゆくは、このわたりにておのづから物にあはするなりけり」〈源・紅梅〉
3 容態が悪くない。
「ここには、―◦ず見え給ふを」〈源・若菜下〉
4 差し支えはない。
「彼搦めよと、―◦じ、と云ひて、皆ながら走り懸りて」〈今昔・二三・一六〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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