怪しぶ(読み)アヤシブ

関連語 源氏物語 実例

精選版 日本国語大辞典 「怪しぶ」の意味・読み・例文・類語

あやし‐・ぶ【怪】

  1. 〘 他動詞 バ上二段活用 〙あやしむ(怪)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「此を朕自らも見行し〈略〉、怪(あやしビ)喜びつつ在る間に」(出典:続日本紀‐神護景雲元年(767)八月一六日・宣命)
    2. 「相人驚きて、あまたたびかたぶきあやしぶ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)桐壺)

怪しぶの語誌

上二段活用の「あやしぶ」の例が平安初期から見られ、これが四段活用の「あやしぶ」を経て、四段活用の「あやしむ」となったと推定する説がある。→「あやしむ」の語誌

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む