恋の重荷(読み)コイノオモニ

デジタル大辞泉 「恋の重荷」の意味・読み・例文・類語

こい‐の‐おもに〔こひ‐〕【恋の重荷】

恋のせつなさや苦しさに心を労することをたとえていう語。
「―といふことがあるほどに」〈虎清狂・文荷
[補説]曲名別項。→恋重荷

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精選版 日本国語大辞典 「恋の重荷」の意味・読み・例文・類語

こい【恋】 の 重荷(おもに)

  1. 恋愛のためにつのる堪えがたい思いを、重い荷を背負う苦しさにたとえた語。
    1. [初出の実例]「名もことわりや恋の重荷、げに持ちかぬる此の荷かな」(出典:謡曲・恋重荷(1423頃))

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世界大百科事典(旧版)内の恋の重荷の言及

【池内友次郎】より

…パリ音楽院でフランスの伝統的な作曲法を身につけた池内は,ダンディやビュッセルの多くの音楽理論書を翻訳して日本に紹介するとともに,東京芸術大学音楽学部長時代には,同大学における和声学のカリキュラムを体系化し,またフランスのソルフェージュの教育法もカリキュラムに定着させた。代表作にソプラノと小オーケストラのための《熊野(ゆや)》(1942),《恋の重荷》(1974)がある。【船山 隆】。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」