恥部(読み)チブ

精選版 日本国語大辞典 「恥部」の意味・読み・例文・類語

ち‐ぶ【恥部】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 陰部。〔医語類聚(1872)〕
    1. [初出の実例]「顔をさらすことを、恥部をさらすのと同じことのように考えていた」(出典:他人の顔(1964)〈安部公房〉灰色のノート)
  3. 恥ずべき点。人に見られたくないみにくい部分。
    1. [初出の実例]「発心そのものはことごとく人間の弱点あるひは恥部にむすびついてゐる」(出典:私の宗教観(1957)〈亀井勝一郎〉危険な関係)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android