精選版 日本国語大辞典 「惜ら物」の意味・読み・例文・類語
あたら‐もの【惜物・惜者】
- 〘 名詞 〙 そのままむなしくすたらせてしまうには惜しい、価値あるもの、こと、また、人。あったらもの。
- [初出の実例]「あたらものを。我がために塵ばかりのわざすな」(出典:宇津保物語(970‐999頃)藤原の君)
- 「こ少弐のむまごは、かたはなむあんなる。あたらものを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)玉鬘)
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...