愚句(読み)ぐく

精選版 日本国語大辞典 「愚句」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐く【愚句】

  1. 〘 名詞 〙 できのわるい句。へたな句。また、自分の句をへりくだっていうのにも用いる。
    1. [初出の実例]「昔の風の残るおぎ原と云句に、あらましは半捨たる身となりて、と愚句に侍し」(出典:連歌十様(1379))
    2. 「鯛売声に酒の詩を賦す〈愚句〉 葛西の院の住み捨てし跡〈同〉」(出典:高山伝右衛門宛芭蕉書簡‐天和二年(1682)五月一五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android