葛西(読み)カサイ

デジタル大辞泉 「葛西」の意味・読み・例文・類語

かさい【葛西】

東京都江戸川区南部の地名
東京都葛飾区および江戸川区南部の地域もと下総しもうさ葛飾郡江戸川以西の称で、のち武蔵国一部となる。笠井

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精選版 日本国語大辞典 「葛西」の意味・読み・例文・類語

かさい【葛西】

  1. 東京都江戸川区南部の地名。古くは江戸川区・葛飾区の江戸川と中川とにはさまれた地域を広くさした。もと下総国葛西郡、のち武蔵国葛飾郡の一部となり、江戸時代には、大部分天領となる。笠井。
    1. [初出の実例]「常陸房は笠井へながさる」(出典:平家物語(13C前)一二)

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百科事典マイペディア 「葛西」の意味・わかりやすい解説

葛西【かさい】

下総(しもうさ)国の地名。中世に江戸川を境に下総国葛飾(かつしか)郡を葛東,葛西に分けたのに由来し,おそらく江戸初期葛西を武蔵(むさし)国に含めたとみられ,武蔵国葛飾郡が成立。1880年武蔵国葛飾郡を北葛飾郡・中葛飾郡(埼玉県)と南葛飾郡(東京府)に分け,後者は現在の東京都葛飾・江戸川・墨田江東の4区にあたる。現在江戸川区南部に東・西・南・北・中葛西の大字名がある。→葛西御厨

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