慶寧寺(読み)けいねいじ(その他表記)Qìng níng sì

改訂新版 世界大百科事典 「慶寧寺」の意味・わかりやすい解説

慶寧寺 (けいねいじ)
Qìng níng sì

モンゴル中北部のセレンゲ・アイマクにあり,ウラン・バートルの北西250kmに位置するラマ教寺院。モンゴル名アマルバヤスフラントヒート。外モンゴリアの黄帽派ゲルー派)ラマ教主ボグドゲゲン1世(1635-1723)の菩提寺として清の雍正帝の命により,1727年(雍正5)着工,1736年(乾隆1)完成。清代にモンゴル人ラマ教徒の巡礼聖地として栄え,19世紀末に寺僧2000余人を擁したという。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 若松

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android