慶留村(読み)ぎるむら

日本歴史地名大系 「慶留村」の解説

慶留村
ぎるむら

[現在地名]糸満市与座よざ

与座ゆざ川と報得むくいり川の中間に位置し、与座ゆざ村の一部。絵図郷村帳に島尻大里しまじりうーざとう間切「ける村」とみえる。阮氏四世延嘉が康熙一三年(一六七四)に慶留地頭職拝受し、同一八年に豊見城とうみぐすく間切真玉橋まだんばし(現豊見城市)の地頭職に転じている(阮姓宮城家家譜)。絵図郷村帳の村は享保二一年(一七三六)時点では「当時無之」であり、間切集成図にはみえないが、現与座の下与座しちやゆざにギル村の集落が現存する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android