慶長筑前国絵図(読み)けいちようちくぜんくにえず

日本歴史地名大系 「慶長筑前国絵図」の解説

慶長筑前国絵図(慶長国絵図)
けいちようちくぜんくにえず

三八六×四〇五センチ

写本 福岡市博物館

解説 慶長一〇年に幕府へ提出した筑前国絵図の写。怡土郡西部の寺沢領(肥前唐津藩領)は記されていない。村を郡ごとに色分けして○印で記し、その下に村名と石高を記載している。街道朱線で示し、一里山築山に一本の木を植えた状態で記されている。ほぼ同内容の「福岡県史資料」第二輯付載の「慶長年間筑前国図」は昭和八年当時福岡県庁に保管されていたが、福岡県立図書館に移管後、昭和二〇年の戦災で焼失したと推測される。

複製 「江戸幕府撰慶長国絵図集成」に掲載。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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