憎らか（読み）ニクラカ

デジタル大辞泉「憎らか」の意味・読み・例文・類語

［形動ナリ］憎らしいさま。
「さるべき方には卑下ひげして、―にもうけばらぬなどを、ほめぬ人なし」〈源・若菜上〉

出典　小学館デジタル大辞泉について　情報 | 凡例

〘形動〙 (「らか」は接尾語) 憎らしいさま。憎々しげなさま。いとわしいさま。

※源氏（1001‐14頃）若菜上「御かたの御心おきての、〈略〉おほどかなる物の、さるべきかたには卑下して、にくらかにも、うけばらぬなどを、ほめぬ人なし」

出典　精選版日本国語大辞典精選版日本国語大辞典について　情報

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...