デジタル大辞泉 「憎相」の意味・読み・例文・類語 にく‐そう〔‐サウ〕【憎相/▽悪相】 《「にくぞう」とも》憎らしいようす。憎たらしい顔つき。また、その人。「如何なる―の者かしたりけん」〈太平記・一五〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「憎相」の意味・読み・例文・類語 にく‐ぞう‥ザウ【憎相・悪相】 〘 名詞 〙 ( 「にくそう」とも )① にくらしい様子。にくたらしい人相。また、その人。にくてい。[初出の実例]「如何なるにくさうの者かしたりけん」(出典:太平記(14C後)一五)② にくたらしさ。にくさげ。[初出の実例]「器量といひ気立てといひ、にくぞうのない兵吉」(出典:浄瑠璃・出世握虎稚物語(1725)三)③ にくまれ口。悪口。[初出の実例]「悪(ニク)ぞういひたる舌ただれ」(出典:浄瑠璃・関八州繋馬(1724)三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例