デジタル大辞泉 「憤ける」の意味・読み・例文・類語 むつ・ける【▽憤ける】 [動カ下一][文]むつ・く[カ下二]1 機嫌を損ねる。いきどおる。「我思はずと妹いも―・けたり」〈新撰六帖・五〉2 からだが弱る。「なまぐさき風吹きかよひ、人の身にあたるといなや、―・ける程に草臥くたびれつきて」〈浮・武家義理・一〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「憤ける」の意味・読み・例文・類語 むつ・ける【憤】 〘 自動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]むつ・く 〘 自動詞 カ行下二段活用 〙 ( 「むずかる(むつかる)」と同語源 )① =むずかる(憤)[初出の実例]「伝奏定長云、頗逆鱗歟、殿下御返事到来之後、むつけさせ給つつ」(出典:玉葉和歌集‐建久二年(1191)一〇月五日)② 健康を害する。衰弱する。弱る。[初出の実例]「馬病馬のやうでむつけたことぞ〈略〉馬もやみむつけたぞ」(出典:玉塵抄(1563)二一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例