憤る(読み)イキドオル

デジタル大辞泉 「憤る」の意味・読み・例文・類語


むずか・る〔むづかる〕【▽憤る】

[動ラ五(四)]《「むずかしい(むつかしい)」と同語源。「むつかる」とも》
1 子供の機嫌が悪く、泣いたりすねたりする。「赤ん坊が―・る」
2 機嫌が悪くなる。ぶつぶつ小言をいう。
「心知れる人々は、あな憎、例の御癖ぞ、と見たてまつり―・るめり」〈源・明石〉
[類語]ぐずる・泣く・涙する・涙ぐむ・噎むせぶ・啜すすり上げる・噦しゃくり上げる・咳せき上げる・哭こくする・落涙する・流涕りゅうていする・涕泣ていきゅうする・歔欷きょきする・嗚咽おえつする・慟哭どうこくする・号泣する・号哭ごうこくする・めそめそする・差し含ぐむ・泣き明かす・泣き暮らす・泣き伏す・泣き沈む・泣き崩れる・泣き濡れる・泣き出す・泣き叫ぶ・泣き喚く・泣き腫らす・泣きじゃくる・噎むせび泣く・噎せ返る・泣き噎ぶ・すすり泣く・忍び泣く・涙に暮れる・涙に沈む・涙に噎ぶ・袖そでを絞る・べそをかく

むつか・る【▽憤る】

[動ラ五(四)]⇒むずかる

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精選版 日本国語大辞典 「憤る」の意味・読み・例文・類語

むずか・るむづかる【憤】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 古くは「むつかる」「むずかしい(むつかしい)」と同源 )
  2. ① 機嫌が悪くなる。ぶつぶつと小言をいう。腹を立てる。むつける。
    1. [初出の実例]「使人、悉に国家(みかど)の、新羅の任那を滅すに憤(ムツカリ)たまふを知りて」(出典:日本書紀(720)欽明二三年一一月(寛文版訓))
  3. ② 幼児が機嫌を悪くして泣く。すねる。
    1. [初出の実例]「まづ三の宮の五歳にならせ給ふを〈略〉大にむつからせ給ふ」(出典:平家物語(13C前)八)

いきどお・るいきどほる【憤】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
  2. ① 心中に不平をいだく。心が晴れないで、悩み苦しむ。→「いかる(怒)」の語誌。
    1. [初出の実例]「伊伎騰保流(イキドホル) 心のうちを 思ひのべ うれしびながら」(出典:万葉集(8C後)一九・四一五四)
  3. ② 恨み怒る。はげしく立腹する。憤慨する。
    1. [初出の実例]「列士恩に感じ、事の成らざるを悲しび、憤(イキドホリ)恚みて死ぬ」(出典:大唐西域記長寛元年点(1163)七)

むつか・る【憤】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ⇒むずかる(憤)

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