成口(読み)なるくち

精選版 日本国語大辞典 「成口」の意味・読み・例文・類語

なる【成】 口(くち)

  1. 酒の相当に飲める口。また、酒をたくさん飲める人。
    1. [初出の実例]「鎌田下地はなる口肴には知行所〈略〉一座残らずお相手」(出典:浄瑠璃・鎌田兵衛名所盃(1711頃)名所屏風)
    2. 「俺を見ると、附つ廻しつするによって、こいつ、成る口じゃと思ふて」(出典:歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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