戒の師(読み)カイノシ

デジタル大辞泉 「戒の師」の意味・読み・例文・類語

かい‐の‐し【戒の師】

出家する人に戒律を授ける師の僧。戒師
「御―、忌むことのすぐれたるよし仏に申すにも」〈・若菜下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「戒の師」の意味・読み・例文・類語

かい【戒】 の 師(し)

  1. 出家する人に戒を授ける僧。戒師。
    1. [初出の実例]「御かいの師、いむ事のすぐれたるよし、仏に申すにも、あはれに尊きことまじりて」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android